「世界中の情報を検索可能にするには300年」GoogleのCEO語る

2005年10月11日 12:00

インターネットイメージ【CNET Japan】によれば、GoogleのCEO(最高経営責任者)のEric Schmidt氏はアメリカで開催されたAssociation of National Advertisersの講演の中で、「世界中の情報をインデックス化し、これを検索可能にするためには300年はかかる」という予測を示した。

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これは「Googleの使命」ともいえる「全世界中の情報をインデックスする」のに何年かかるのかとの質問に答えたもので、「全世界中には500万テラバイトほどの情報があり、これまでにインデックス化されたものは170テラバイトに過ぎない」ことから算出されたものであるという。

同氏による言及は「売上高あたりのコストは、オンライン広告配信システムのほうがオフライン広告よりも大幅に低い」「米国では推定で2830億ドルの広告費が使われているが、そのうちインターネット広告には113億ドルが流れており、Googleの売上は全体の約1%に過ぎない(つまりGoogleの売上は1億ドル程度?)」など、インターネット広告に関するものが多かった。

だが「すべての情報を検索可能にするにはあと300年かかる」(つまりそれだけ時間がかかる)という科白は、GoogleのCEOがのべているだけあり、重みのある言葉になっている。300年の後に果たしてコンピュータ(とインターネット、そしてGoogle自体)が残っているのかは別として、ムーアの法則などに代表されるような加速度的に速まっているテクノロジーの進歩、さらに量子コンピュータに代表されるような「爆裂的な革新をもたらしうる技術の発見・発明」次第では、300年どころか30年で「ほぼ」すべての情報をインデックスすることも不可能ではなくなるかもしれない。

もっともそのころには、500万テラバイトと想定している「全世界の情報」もさらに増えているだろうから、結局はいたちごっこに終わるのだろうけど(苦笑)。

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