ブロッコリー(2706)、特別損失発生で債務超過状態の見込み

2005年10月05日 19:11

株式イメージ【ブロッコリー(2706)】は10月5日、特別損失の発生と業績予想修正に関するお知らせを発表(【リリース、PDF】)、平成18年2月中間期末において債務超過の状態に陥る見込みであることを明らかにした。

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リリースによれば特別損失の発生理由として「たな卸資産の評価方法の見直しによるたな卸資産評価減の計上等」「『固定資産の減損に係る会計基準』の早期適用による減損損失の計上」「その他の特別損失(固定資産除去損、開発中止損、投資有価証券評価損)」の3つをあげている。特別損失の合計は4億8,400万円。

また、売上高はほぼ計画通りだったものの、粗利益率の高い商品の売行きが思わしくなく、収益減につながったものと分析されている。

債務超過に陥る見込みとその解消についてリリースでは

 当社グループでは当中間期末に約300百万円の債務超過になる見込であります。上記のように新規事業の展開等による業績回復による債務超過解消が当期中には間に合わない状況にありますが、他方、早期にこの状態を打開するための方策について、種々の選択肢を探っているところであります。  つきましては、新たな方策が固まり次第発表申し上げる所存でありますので、事情ご理解賜りたく存じます。


としている。

ブロッコリーは昨今の萌え銘柄ブームで株価が急騰したことでも名を知られているが、今回の発表によって明日からの相場は「萌え」どころか「萎え」になりそうである。

なおJASDAQでは上場廃止基準の第2条4項において「債務超過……上場会社が債務超過の状態となった場合において、1か年以内に債務超過の状態でなくならなかったとき(後略)」としている。

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