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2011年01月13日
電子書籍に興味深々・50~60代がパソコンやケータイでやりたいことは?
2011年01月13日 06:09 | 解説・ニュース
【ファミリーマート(8028)】が運営する「おとなコンビニ研究所」は2010年12月27日、50~60代の男女を対象にしたエンターテインメントとの触れあい・需要に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、3~4割の人たちがeコマースや電子書籍などに、パソコンや携帯電話で挑戦したい意向を持っていることが分かった。特に男性60代前半は電子書籍に対する意欲が旺盛で5割近く人が希望している(【発表リリース】)。
今調査は2010年10月9日から11日にかけてインターネット経由で50~65歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1200人。男女比は1対1、年齢階層比は50~54歳・55~59歳・60~64歳で均等割り当て。既婚率は84.9%・子供ありの人が83.6%、就業率は男性80.2%・女性45.8%。
調査母体は定年を控えた、あるいは定年直後の壮年層(~高齢層)。ある程度財力・時間共に余裕が出来、消費層という点でも注目されるところ。エンターテインメント全般についてはすでに【高齢者の好きなエンタメ】で触れたようにテレビがトップで、次いで読書、映画鑑賞・音楽鑑賞などが続いており、インターネットで動画配信を閲覧するとの回答は2割に留まっている。

↑ 好きなエンタメ(資料から引用)
それでは彼ら・彼女らは携帯電話やパソコンで、今後どのようなことを楽しみたいのだろうか。昨今話題に登っているテーマを項目として挙げ、それぞれにトライしてみたいか否かを尋ねたのが次のグラフ。とりわけ「電子書籍」の項目値が高かった男性60代前半は別途データが用意されているため、それも合わせてグラフ化している。

↑ 今後、携帯やパソコンでやりたいこと
インターネット経由の調査であるため、社会全体に対する認知・利用率ではないが(【インターネット普及率の推移をグラフ化してみる(2010年版)】から見るに、社会全体の利用率は大体8掛けをすれば良い)、それでもネットショッピングや電子書籍に対する好奇心がかなり高めであることが分かる。ネットショッピングは【一人暮らしの買物生活はどのような変化をしてきたか…過去15年間の買物先の移り変わりをグラフ化してみる】などを見る限り活用している人はまだごく少数ではあるものの、荷物運搬の問題や多種多様な買い物が一度にできるというメリットは非常に魅力的であり、今後利用したいサービスの筆頭に挙げられるのも納得がいく。
次点となった「電子書籍」だが、最初の表からも分かるように「読書」に関するニーズは高い。そして書籍をすぐに読めるメリットがあるとなれば、興味関心を抱かないはずは無い。とりわけ定年退職直前、あるいは直後が該当する男性60~65歳の層では高い関心を持っているのがうかがえる。
一方でブログは2割弱、ツイッターやソーシャルメディアは1割内外。実生活にすぐに有益となるようなもので無く、まったく新しい世界への第一歩はやや躊躇してしまうきらいがあるようだ。
冒頭でも触れたように、今後消費層という観点でも注目を集めるに違いない50~60代。何はともあれまずはインターネットに触れてもらう必要があるわけだが、デジタルツールには「これまでの自分自身の生活と深い関係があるサービス」に強い関心を抱き、挑戦したいようだ。特にこれから浸透をはじめる電子書籍周りでは、市場そのものの需要喚起に大いに期待すると共に、幅広い年齢層に向けたインターフェイスなどの「配慮」が求められよう。
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