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2010年12月22日
電子書籍リーダーやスマートフォン? 買いたい情報化製品のトップは「携帯情報端末」
2010年12月22日 06:14 | 解説・ニュース
クラレは2010年12月16日、「現代家庭の情報生活」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体では「近い将来購入したい情報化製品」のトップには「携帯情報端末機器」がついた。「携帯電話」「携帯ゲーム機」「電子辞書」が別項目で用意されていることから、主に電子書籍リーダーやスマートフォンへの購入意欲が反映されているものと思われる(【発表リリース】)
今調査は2010年9月に首都圏・近畿圏に在住する500世帯に対し「インターネット経由で」「家族の生活・行動、家計の事情を最も把握している」主婦に行われたもので、年齢階層は20代18.0%・30代36.6%・40代27.6%・50歳以上17.8%。比較対象とされる10年前の調査は2000年5月に「アンケート用紙による留置法で」行われたもので、対象は主婦、有効回答数は481人。いずれも主婦個人の意向は強いものの個人としてではなく、世帯全体に対する設問と考えてよい。
情報化製品においては日々既存製品シリーズの新しいタイプが登場するだけでなく、技術の進歩によってこれまで想像の域に過ぎなかった、あるいは想像すらしなかったタイプの製品すら市場に出回るスピードが加速化する昨今。情報化製品に対するニーズがどのような状況なのかが気になるところ。今調査母体で「近い将来購入したい」の範ちゅうでは、「携帯情報端末機器」がトップについた。

↑ 近い将来購入したい情報化製品(複数回答)
冒頭でも触れているように、スマートフォンや電子辞書リーダーなど、今話題の情報化製品に熱い視線が注がれているのが分かる。一方でテレビゲーム機や携帯電話、デジタルカメラなどはすでに保有していることもあってか、「近い将来」購入したい・買い替えたいとするニーズは大きくない。
これを年齢階層別に見ると、世代毎の各製品に関する思い入れの違いが映し出されているのが分かる。

↑ 近い将来購入したい情報化製品(複数回答)(年齢階層別)
まず意外なのは「携帯情報端末機器」が比較的高齢世帯でも高いニーズを集めている事。電子書籍リーダー周りに興味関心があるのだろうか。一方、
・若年層が強い関心…ビデオカメラ、テレビ録画再生機、パソコン、デジタルカメラ
・壮齢層が強い関心…ハイビジョンテレビ、デジタルフォトフレーム
などの傾向も見られる。ビデオカメラやデジタルカメラは子供の成長ぶりを記録するため、ハイビジョンテレビはテレビライフを満喫するための購入意欲であることは容易に想像ができる。
今調査結果資料では、10年前の調査結果も併記されている。項目の統廃合・調査方法(今回はネット経由、10年前はアンケート用紙による留置法)などがあり、単純比較は難しいが、大まかな動きを知る分には問題の無い差異と見てよい。

↑ 近い将来購入したい情報化製品(複数回答)(2000年)
まず気になるのは、今と比べて情報化製品に対するニーズが全般的に強い点。2010年現在がそれだけ各情報化製品の所有率・満ち足り度が高いことの裏返しでもある。
個別に見ると、デジタルカメラやパソコンは普及が進んだために需要は減少。一方でビデオカメラは2010年の方がニーズが強い。これは低価格化や高性能化、さらに「動画で記録を残す」というライフスタイルの浸透から、注目が集まったことによるもの。とりわけ上記グラフで確認できるように20~30代にその傾向が強い。
その他にも、個々の項目の数字の変移を見ると、この10年間でどのような情報化製品が普及し、需要が変化したのかが色々とつかみとれる。それらを想うに連れ、「これからの10年間でこの値はどのような変移を見せるのだろうか、あるいは新しい項目が出てくるのか」と考えると、時間が過ぎるのを忘れてしまいそうだ。
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