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2010年12月11日
アメリカで「次に欲しいスマートフォン」Apple iOSが30%・Andoroid28%
2010年12月11日 17:28 | 解説・ニュース
モバイル端末、特にスマートフォンの普及・浸透ぶりはインターネット関連の各方面に大きな変化をもたらしつつある。当然スマートフォン自身の中でも機種間・OS間の激しいつばぜり合いが続いているわけで、今もっともホットな戦いを見せているのは、AppleのiOS(iPhoneなど)とGoogleのAndroid OS。双方の動向を占う意味で貴重なデータが、先日【ニールセンのブログ】にて一部ではあるが公開された。これはアメリカの今年8月~10月の時点で調査された結果なのだが、それによると「次に欲しいスマートフォンのOS」としては、AppleのiOSを望む人が30%、次いでGoogleのAndroid OSが28%となり、ほぼ均衡しているのだという。
まずは現在のスマートフォンそのものの、携帯電話に占めるシェアを示したもの。携帯電話を持つ1万9868人が調査対象で、そのうち4889人がスマートフォンユーザーだったという。

↑ 携帯電話全体のうちスマートフォンのシェア(米、2010年10月)

↑ スマートフォンのOS別シェア比(米、2010年10月)
比率にすると大体3割。そしてそのスマートフォンにおいては、iPhoneがトップ、そしてブラックベリーが続き、その次にAndroid(アンドロイド)が続く。上位三機種では一番古株のブラックベリーは、現行所有機としてはまだまだ上位をがっちりと固めている。
なお「スマートフォン」の定義についてだが、【「短い文章」「積極投稿」「携帯経由の写真」…モバイル端末の進化で変わるブロガーの気合いとブログの中身】でも解説しているように「”単なる音声電話とショートメッセンジャーしか使えない携帯電話”を超えた機能、例えばインターネット機能や一般の電子メール、PDFリーダーなど各種ツールが使え、PDA(携帯情報端末)と同等、あるいはそれに近しい機能を持つ携帯電話」としておく。アメリカ市場での話なので今件に限れば、ほぼ日本の「スマートフォン」の定義と同じ、と見てよいだろう。
さてそれでは本題。スマートフォン・非スマートフォン双方合わせた携帯電話ユーザーが、「1年以内に、次に欲しいスマートフォン」はどんな機種だろうか。これ以降は調査母体が9200人となる。全体の46.3%が「1年以内に自分の手持ちの携帯電話をスマートフォンに買い替えたい」と考えているわけだ。

↑ 携帯電話ユーザーが次に欲しいスマートフォン(米、2010年8~10月)
全体では冒頭で触れたように、Apple iOSが30%・Androidが28%とほぼ同列。ブラックベリーは13%でしかなく、現状では考え中なのが19%。興味深いのは現在スマートフォンではないユーザーではAndroid優勢なのに対し、スマートフォンユーザーの買い替えの場合はApple iOSが優勢なこと。
もっともこれもよく考えてみれば当たり前のことで、【iPhoneとAndroidが猛追撃中…米スマートフォンの現状をグラフ化してみる】にも示したように「スマートフォンユーザーは次に買い替えをする時も、今使っている端末のOSを継承する傾向が強い」こと、そして現行ではApple iOSのシェアの方が大きいことを起因とする。

↑ 現在所有端末別「次モバイル買う時どの端末にする?」(2010年1Q)(再録)
年齢階層別では少々ばらつきが見えるが、ややApple iOSが優勢に見える。

↑ 携帯電話ユーザーが次に欲しいスマートフォン(米、2010年8~10月)(年齢階層別)
ただし高齢になるに従い「分からない」の割合が増加しており、Apple iOSとAndroid双方の高齢者に対する啓蒙が不足していることを示唆している。それは「パソコンで有名なマイクロソフトのものだから、WindowsMobileにしておけば問題ないだろう」との思惑からか、WindowsMobileが経年と共に増加して傾向からも推し量れる。
最後に男女比。女性のブランド志向の強さ、あるいはApple好きが現れてか、AppleiOSは女性に人気。男性に限ればAndroidの方が次に購入するスマートフォンとして有力となっている。

↑ 携帯電話ユーザーが次に欲しいスマートフォン(米、2010年8~10月)(男女別)
ただし台数的な「のびしろ」のことを考えると女性の方が重要視されるので、Androidも油断は禁物といえる。また、女性の約1/4が「分からない」としており、この層をいかに引き込むかが両陣営のポイントとなるものと思われる。
モバイル端末の普及率の上昇は、ソーシャルメディアの躍進ぶりと深い関係がある。そしてスマートフォンは使いやすさから考えれば、その中心的な役割を担うことは間違いない。どちらか一方に集約されることはないにしても、今後携帯電話のスマートフォン分野においては、Apple iOSとAndroidの激しいつばぜり合いが繰り広げられることだろう。
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