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2010年06月09日
クーポン利用率、71.8%と他を圧倒しているのは……!?
2010年06月09日 04:42 | 解説・ニュース
クロスマーケティングは2010年5月25日、クーポンやネットマネーの利用実態に関する調査結果の一部を発表した。それによると調査母体においては、クーポン全体、および携帯電話のメールマガジン(携帯メルマガ)利用のクーポン共にファストフード店での利用率がもっとも高いことが分かった。特に携帯メルマガではファストフード店での利用が唯一10%を超えており、目立つ結果となっている(【発表リリース】)。
今調査は2010年5月10日から12日にかけてインターネット経由で20~69歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は2000人。男女比は1対1、年齢階層比は10代区切りで均等割り当て。
消費者の節約志向や、店舗側が集客アイテムとしての活用を見出だしたこともあり、クーポンの活用は高まりを見せている。【ファストフードでのクーポン利用経験率は6割、若年層ほどケータイクーポンを活用】にもあるが、現状では紙媒体からの切り抜きクーポンの活用がもっともよく使われているものの、パソコンからのプリントアウト、携帯電話を使ったクーポンも普及しつつある。
今件では媒体を問わず全クーポンにおける利用率を、店舗種類別に尋ねているが、もっとも多く利用されていたのはファストフードで7割を超えていた。

↑ クーポン利用率ランキング(全体)
ファストフード店が断トツなのは当然といえるが、居酒屋やレストランが上位についているのは意外かもしれない。今グラフは上位10位のみだが、いずれも「生活に身近」「単価がさほど高くない」「足しげく通う場所」という共通項があることが分かる。逆に考えれば、店舗側としては「利用性向・頻度を高めてもらうため、クーポンで集客を図り、その思惑が上手くいっている」と見ることもできる。
ドラッグストアについては以前【「棚に置かれた割引券」「床に描かれた広告」どれくらい効果があるかご存じ? 米における店内販促の効果をグラフ化してみる】でアメリカの事例を紹介したが、日本も同じような状況であることが容易に想像できた。今回の結果を見る限り、それがある程度裏付けられた形だ。
リリースでは併記して携帯メルマガ利用のクーポン利用ランキングも掲載されている。今件がインターネット経由のため、社会全体の利用性向と比べるとややかさ上げされている可能性があることを留意した上で見ても、まだまだ利用は少数派だなというのが実感。

↑ クーポン利用率ランキング(携帯メルマガ)
ファストフードでは【マクドナルド(2702)】が携帯電話を使ったマーケティングにおいて、他社を一歩も二歩も先んじている感がある(【ケータイの クーポンもらえる 会員制 登録2割 マクドが一番】)。今件の13.0%も大半がマクドナルドを利用していると考えてもあながち間違いでは無かろう。
現時点では利用率が1割にも満たないケータイクーポン。携帯電話そのものの普及率はかなり高いことから、「サービスそのものを実施していない」「告知が不足している」「使い勝手が悪い」などが利用率の低さの原因と考えられる。つまりそれは、これらのハードルをクリアすれば、携帯電話のクーポンが他のクーポン同様に大いに活用される可能性を示唆していることになる。
今後どのような展開や戦略が各企業から放たれるのか。注意深く見守りたいところだ。
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