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2009年08月24日

ケータイからのデジタルコンテンツ購入経験は4人に1人、パソコンは1割程度

2009年08月24日 14:42 | 解説・ニュース

先に総務省から2009年7月10日に発表された【情報通信白書】などを元に、【インターネットと携帯電話の普及率を世界の他国と比べてみる】などをはじめ、日本や世界各国のIT事情の現状を色々とグラフ化している一連の企画記事最終回。今回はパソコンや携帯電話を使ってインターネットにアクセスしている人なら、一度や二度ならず経験したことがある、少なくとも耳にしたことがある、「デジタルコンテンツの購入経験の有無」についてグラフ化してみることにした。

今データは「情報通信白書」にもあるが、直接は【通信利用動向調査(各年分)】に記載されているもの。今調査の最新データは2008年末時点の状況について2009年1月に調査票を郵送送付して回答してもらい、同じく郵送送付によって回収され行われている。過去も同様に行われ、条件はほぼ同じ。

調査時点から過去1年間の間に、パソコン・携帯電話を使いインターネット経由でデジタルコンテンツ(音楽、ゲーム、動画、メルマガ、着うた、電子書籍など)を購入したか否かについて尋ねたところ、全体では26.6%の人が「経験あり」と答えている。大体4人に1人の割合で、1年前と比べると3.2ポイントの上昇。

インターネットによるデジタルコンテンツの購入経験者の割合(パソコンまたは携帯電話(PHS・PDA含む)からの購入経験)
インターネットによるデジタルコンテンツの購入経験者の割合(パソコンまたは携帯電話(PHS・PDA含む)からの購入経験)

13~19歳がやや減じているのが気になるが、20~40歳代は大きな伸びを示している。通販サイトなどが整備され、取り扱われる商品区分も増え、これらの層の消費意欲を刺激しているからだろうか。また、65歳以上の高齢者も(絶対比率こそ少ないが)大規模な伸びを見せている。

一方これをパソコンと携帯電話別にみると、携帯電話経由でのデジタルコンテンツ購入者の比率が圧倒的に高いのが分かる。

インターネットによるデジタルコンテンツの購入経験者の割合(パソコンまたは携帯電話(PHS・PDA含む)からの購入経験、2008年末)
インターネットによるデジタルコンテンツの購入経験者の割合(パソコンまたは携帯電話(PHS・PDA含む)からの購入経験、2008年末)

それぞれの比率は調査母体全体比ではなく、パソコンの経験者・携帯電話の経験者に対する比率であることに注意。つまり「13~19歳における38.9%」とは、「13~19歳で携帯電話を利用した経験がある人のうち、デジタルコンテンツを購入した経験がある人が38.9%」を意味する。もっと調査母体全体数1万2791人中、パソコン経由のネット利用者は9468人、携帯電話経由の利用者は8634人であり、大きな違いはない。

携帯電話のデジタルコンテンツ
購入比率が高いのは、
着うた・着メロやケータイ小説の
利用者が多いため

それはともかく、デジタルコンテンツの購入比率においては、携帯電話(PHS・PDA含む)の割合がパソコンと比べるとかなり多くなっている。特に10代~40代の差異が大きく、絶対値では10代・20代が断トツで4割近くを占めている。これは携帯電話のデジタルコンテンツのメインともいえる「着うた・着メロ」などの音楽系データ、そして「ケータイ小説」などの電子書籍の購入者が比率を押し上げているのだろう(【着うたフル、中高生は50曲も保存中】などのデータにもその一端が表れている)。また、決済も携帯電話の一部(公式サイト)では、電話料金と共に支払いができるため、その気軽さもハードルを低くし、利用率を高めているものと思われる。


携帯でデジタルコンテンツ購入イメージ通信利用動向調査の別項目には「インターネットで物品・サービスを購入しない理由」という問いに対する回答があるが、それによると「必要・興味なし」「実物を見て買いたい」などが上位についているが、その次に「クレジット番号情報を流すことに不安がある」がついている。さらに主要項目中経年で唯一増加傾向にあるのが「購入までの手段が煩雑」。これらの「購入時の支払いに関するハードル」は、直上でふれているように携帯電話の公式サイトにおける課金システム(各携帯電話事業者への電話料金支払いに一括させる)でなら、ほぼクリアできる。今後携帯電話のデジタルコンテンツ購入ではますますこの仕組みが使われ、利用率も高まるに違いない。

それと共に、(仮に、の話だが)これに相乗りする形でパソコンでのコンテンツ購入でも、携帯上で決済できるような仕組みができれば、支払いがもっと気軽になる。そして利用率もグンと高まることだろう。

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