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2009年07月02日
1億3000万PV/月でもまだダメ!? 「R25式モバイル」撤収・パソコンサイトに経営資源集中へ
2009年07月02日 16:03 | 解説・ニュース
リクルートは2009年7月1日までに、同社が配布しているフリーペーパー「R25」の携帯電話版「R25式モバイル」について、同年7月30日17時でサービスを終了することを発表した。関連するメールサービスなどの新規登録もそれに先駆けて16日には終了する(【発表ページ】、【トリガー記事:IT media】)。

R25式モバイル
「R25式モバイル」は20代から30代前半の男性(いわゆるM1層)をメインターゲットにしたフリーペーパー「R25」に連動する形で展開しているモバイルサイトで、サービス開始は2005年7月。ニュースだけでなくスポーツ速報、4コマ、ゲーム、本編「R25」の主要コンテンツの掲載など、通常の新聞社サイトに引けを取らないコンテンツ量を誇る。登録などは不要で料金もかからず、IT mediaによれば月間ページビュー数は1億3000万を数えていたという。月ベースで概算すれば430万/ページビュー(!)ということになる。
しかしながらリクルート側では「モバイルサイトより【パソコンサイト】に広告出稿を求める広告主が多いため、パソコンサイト側に経営資源を集中した方が効果が高い」と判断、今回の「R25式モバイル」の終了を決定したとの事。関連するサービスとして展開していた朝イチmail・夕刊mail・ハヤオキ道場登録は7月16日に停止、30日17日にはすべてのサービス(女性向けL25mobileも含めて)を終了するという。
「R25式モバイル」を改めて読む限り、内容そのものに問題となるようなところはない。月間1.3億ページビューというアクセス数も、クオリティの高さとニーズの多さを裏付けている。それでもなお「パソコン版サイトの方が広告の集まりがよく、効率良く収益をあげることができる」ということは、「経営資源の絶対数が減少し、戦力集中を求められた」「モバイル版の運営に必要な工数が過大すぎた」などの問題があったのだろうか。単に「パソコン版の方が収益があげられる」だけなら、「モバイル版『でも』利益は得られている」のだから、例えば「R25式モバイル」の工数を減らす工夫をする(例えば極力パソコン版とのデータ共有化を図る、携帯版だけの独自コンテンツの提供を少なくする)などで、利益率を高めることは出来たはずだ。
【今年度の広告費、前年度比でマイナス13.9%】や【新聞・雑誌は「前年比マイナス」が4割強~厳しさを増す今年の広告予算配分】などにもあるように、広告業界にも経費削減の波が押し寄せる中、携帯広告は比較的穏やかな波を受けるに留まっている。「パソコン版の方が広告が集まる」ということだが、モバイルユーザーのM1層にも十分マッチする内容だっただけに、「R25式モバイル」の終了はつくづく残念でならない。
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