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2009年02月25日
ケータイもパソコンも動画は「音楽関連」がイチバン! あのジャンルは意外にもケータイの方が……
2009年02月25日 07:09 | 解説・ニュース
IMJモバイルは2009年2月23日、モバイル動画に関する利用実態調査の結果を発表した。それによると、モバイル(携帯電話)を使った動画閲覧について、一番よく閲覧しているジャンルは「音楽関係」であることが明らかになった。これはパソコンにおける動画閲覧の傾向とも一致する。一方、その他のジャンルについてはパソコンとの傾向とは異なる部分が多々あり、「携帯電話ならではの」動画閲覧事情がかいま見れる結果となっている(【発表リリース】)。
今調査は2009年1月23日から27日までの間、携帯電話経由で15歳から34歳までの3G端末を持ち、週1回以上モバイルサイトを閲覧している男女500人に対して行われたもの。男女比は1対1、保有キャリア比はドコモ54.6%、au33.6%、ソフトバンク11.8%。職業別では学生がもっとも多く62.0%、次いで営業9.2%、パート・アルバイト6.4%などとなっている。
定額制の普及や性能の向上で、携帯電話でも気軽に動画が閲覧できる環境が整いつつある。そのような環境の中、パソコンとモバイル(携帯電話)で閲覧されているのはどのようなジャンルの動画なのだろうか。両者共にもっとも多かったのは「音楽関係」で7割前後の人が視聴しているという回答を寄せた。

モバイル、PCでの閲覧動画ジャンル(複数回答)
パソコンもモバイルも「音楽関係」がもっとも多いのは、単純に歌謡曲を好きな人が多いからだけではなく、「映像も合わせた」音楽を楽しみたいというニーズが高い(例えば新曲のプロモーションビデオ)からなのかもしれない。
だから画面の小さな携帯電話でも
多くの人が閲覧をする。
一方、アニメや映画関連、お笑い、テレビドラマなど「映像をメイン」とするコンテンツはパソコンと比べてモバイルの閲覧割合は低い。これは単にモバイル向けでこれらのジャンルの提供動画数が少ないだけではなく、「携帯電話の小さな画像で見るくらいなら、パソコンの大きな画面で見たい」「絵がメインなので、小さな画像では満足できない」という、コンテンツ視聴に対して「どこに重点を置いているか」によるものだろう。つまり、「音楽関係」は音がメインなので携帯電話でも問題なく取り入れられるが、「アニメ」「映画関連」などは「絵を見たい」ので、携帯電話では満足できない、という具合である。
「絵が小さいので満足できない」という観点では同じはずなのに、「アダルト」はパソコンよりもむしろ携帯電話の方が視聴割合が高い結果が出ている。これはひとえにパソコン以上にプライベートな閲覧が可能な携帯電話の特性によるものである。また「素人投稿動画」の場合は「アニメ」ほど映像へのニーズが高くないこと、さらには携帯電話での投稿者が多く、閲覧可能な動画も多い、という「携帯電話独自のコミュニティ」によるものだと思われる。
「インターネットを経由して受信した動画データを再生して閲覧する」という仕組みそのものに変わりはないものの、パソコンと携帯電話上での動画視聴はそれぞれ環境・文化・状況が異なっている。今後共有する部分を残しつつ、さらに両者間の分化は進むだろう。「胸元にもぐりこむ」という観点では最強にすら見える携帯電話での動画配信・視聴は、メディアに新たな一石を投げかけるものとなりうるのかもしれない(もちろん「ワンセグ」もあるのだが……)。
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