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2008年08月17日

インド1.8%、ロシア11.2%……新興国のモバイルネット普及率はまだこれから

2008年08月17日 07:55 | 解説・ニュース

調査会社のニールセン・カンパニーは8月14日、モバイル市場が成長しているBRIC諸国を中心とした諸外国のモバイル(≒携帯電話)事情に関するデータの一部を発表した。それによると、米英国の率と比較してまだまだ低いものの、ロシアや中国などでは先進諸国の普及率に追いつきつつある状況であることが明らかになった(【発表リリース、PDF】)。

今データはニールセンが発売する「モバイル・メディア市場レポート(Mobile Media Marketplace report)」から一部抜粋の形でリリースとして発表されたもの。また「BRIC諸国」とはブラジル、ロシア、インド、中国の4国を指す。

ニールセン調査による、2008年第1四半期でのモバイル・インターネット普及率は次の通り。

BRIC諸国などのモバイル・インターネット普及率。ウェブベースの電子メールやメッセンジャーは含まれない。赤色はBRIC諸国
BRIC諸国などのモバイル・インターネット普及率。ウェブベースの電子メールやメッセンジャーは含まれない。赤色はBRIC諸国

ロシアではすでに11.2%と10人に1人がモバイル端末からネットにアクセスしているという計算になる。この普及率はイギリスやスアメリカ、イタリアに迫るもの。中国は6.8%とまだ低めだがそれでもドイツと肩を並べる勢い。ブラジルとインドは低めだが、未公開のデータでは「モバイル・インターネットが世界的に勢いを増し続けていること」も明らかにされているとのこと。

ちなみに日本についてだが、ニールセンのリリースには表記がないものの、総務省の「情報通信白書」によると2007年末においてモバイル(携帯電話、PHS、携帯情報端末)からインターネットにアクセスする人の割合は82.7%を占めている。調査機関・方法は違えど、段違いな値であることが容易に理解できよう。

リリースではBRIC諸国のモバイル・インターネットについて「家庭や学校で常にインターネットにアクセスすることができない国での(情報)格差を埋めています。またモバイル・データ・サービスの発展は、ブラジル、ロシア、インド、中国等に驚異的な経済効果をもたらすでしょう」とコメントしている。要はパソコンによるネットインフラの普及が遅れているので、それをモバイルが補完している形だというのだ。

海外向けに情報発信をしている人は、今後は携帯電話向けバージョンの作成も頭に入れておいた方が良いかもしれない。とはいえ、パソコン向けサイト以上に海外のユーザー用のモバイル向けサイトの作り方・読者誘導の仕方(事情的には【モバイルサイトのアクセス誘引、最重要要素はアレをしてもらうこと】に近いものがあるのだろう)は我々日本人にとって未知なるところが多く、ハードルが高いのだが……

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