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2008年06月22日
関連書籍(ケータイ小説)
文章や画像を手のひらの中の端末で読めるようになるという「携帯電話文化」の普及は、新たな表現手段を多くの人にもたらした。限られた表現能力ではあるが、「自分の書き連ねた文章」を不特定多数の目に留まらせる可能性を、携帯電話保有者に与えたのだ。この携帯電話の特性を活かして生み出されたのが「ケータイ小説」。
携帯電話の小さな画面上に表示され、読み返されることが基本的にないという購読スタイルは、「読む」というより「観る」、そして「感じる」読書を携帯電話世代にもたらした。彼らは携帯電話向けの小説を「ケータイ小説」と位置づけ、日常生活の中に溶け込んだ携帯電話を通じて「感じ取る」ようになる。
さらには携帯電話から「ケータイ小説」を打ち込む者も多く現れるようになると、その文面はますます「雰囲気的な小説」の傾向が強くなる。フラッシュアイディアの連続性的な小説、とも表現できよう。
ケータイ小説は書き方・読まれ方共に、これまでの小説とは異なる「新読書(ニューリーディング)」というスタイルにおけるプラットフォームとしての文学・文体なのかもしれない。
※携帯閲覧向け
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