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2006年12月09日

「禁煙のきっかけは増税」6割、7割が禁煙パッチの保険適用を知らず

投稿者 不破雷蔵 : 2006年12月09日 09:00 | カテゴリー [医療関係ニュース ]

製薬会社の【ノバルティス ファーマ】は12月6日、喫煙者とその中で今年禁煙を試みた人を対象に、禁煙の失敗や成功、禁煙しようとしたきっかけなどの調査結果【禁煙成功者 vs 失敗者 意識と行動の追跡調査 2006】を発表した。

調査は10月14日から16日に実施され、対象は20歳から50歳の喫煙者7091人。そのうち1209人が今年喫煙を試みている。すでに【禁煙パッチなどの生活改善薬が保険適用 製薬会社は販売拡大に本腰】でも報じているように、禁煙パッチなどが保険適用対象となり、大手製薬会社も相次いで禁煙治療薬を開発している。また、3年ぶりにたばこの増税も行われており、その意味では今年は「喫煙元年」とした人も多いと思われる。

さてデータはさまざまな興味深い結果をあらわしているが、例えば「喫煙者の24%が今年禁煙に挑戦したが、調査の段階ですでに53%が禁煙継続を断念」している。また、「今年禁煙に挑戦した人の60%が、7月のたばこ増税をきっかけ」とするなど、健康上の理由もさることながら経済的理由も禁煙の大きなきっかけとなりうることを表している。

たばこ増税が禁煙に与えた影響
たばこ増税が禁煙に与えた影響。6割がきっかになったとしている

それでは具体的に禁煙に成功すると、何かメリットがあるのか。具体例として、「体調面や生活・精神面でのプラス方向への変化」を実感した人が70%におよび、中でも体調面で「タンが絡まなくなった」とする人が多く見受けられた。また、生活や心理面では「お金が節約できた」がトップとなったという。

気になるデータとしては、7割以上の禁煙挑戦者が「禁煙外来やニコチンパッチの保険適用開始を知らない」ということ。これらの手法を使えば禁煙を達成できたかもしれないのに、保険適用を知らなかったばかりに「コストがかかるから」という理由で使用せず、結果として禁煙に失敗したというパターンがあることをうかがわせている。

保険適用開始を知っていたか否か
保険適用開始を知っていたか否か。多くの人が保険適用をしらず、喫煙のチャンスを逃してしまっていることが推定される

【ファイザー、「500円以上なら禁煙する」意見が過半数などの調査結果報告】にもあるように、「たばこのコストが高ければ禁煙の動機付けになる」ということは確実なようだ。さらに保険適用の件も考えると、禁煙の最大のポイントはまさに「経済的理由」にあるといえよう。

禁煙が成功するもうまくいかないのも、健康上の理由よりもお金によるところが大きいあたり、まさに「現金な話」なのかもしれない。

これらの書籍などが参考になります

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