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2006年05月05日
子供の肥満増加を抑えるためにアメリカの公立学校でコーラや牛乳が販売停止
投稿者 不破雷蔵 : 2006年05月05日 07:46 | カテゴリー [医療関係ニュース ]
【YOMIURI ONLINE】によるとアメリカの清涼飲料大手3社は5月3日、糖分を加えた炭酸飲料などを公立学校で販売することをやめると発表した(【コカコーラ社の発表リリース、英語】、【アメリカの清涼飲料水協会:American Beverage Associationによる発表リリース、英語】)。2009年までにすべての公立小中学校の食堂・自動販売機からコーラ類が姿を消す。
3社は具体的にはコカ・コーラ(Coca-Cola)、ペプシコ(PepsiCo)、キャドベリー・シュウェップス(Cadbury Schweppes)。3500万人の生徒に影響が及ぶとしている。今回の措置は、子供の肥満増加を懸念する健康団体や各州の保険当局の要求に応じたもので、コーラ類だけでなく脂肪分を減らしていない普通の牛乳も追放対象となる。
発表の中で協会側では
子供たちがカロリーの摂取と消費についての正しいバランス感覚を養うことができるのなら、それは結果的に健康な人生を手助けすることになるでしょう。今回の規制はこのバランス感覚を子供たちが習得するのに貢献するに違いありません。
(If we can help our children learn the right balance between consuming calories and burning calories, we will give them the tools to lead healthy lives. The school beverage policy contributes to giving our children these skills(後略))
とし、今回の規制の意義深さを強調している。
規制が行われると、小中学校ではミネラルウォーター、低脂肪・無脂肪の牛乳、果汁100%無加糖のジュースのみになる。販売される容器も小学校は8オンス(225ml)、中学校は10オンス(285ml)に制限される。高校では販売される容器の規制量も12オンス(350ml)に拡大され、ダイエットソーダやローカロリーのスポーツドリンクも販売するが、少なくとも半数以上は小中学校と同じ水や牛乳、紅茶などローカロリーの飲料になるという。また「ローカロリー」の定義は350mlあたり100カロリーとのこと。
「アメリカ人は水を飲むようにコーラを飲む」という冗談がよく言われるが、記事で制限の厳しさを読む限りではその冗談も「本当の冗談」ではないように、そして(販売されるボトルのサイズまで指定されていることもあわせて考えると)問題がきわめて深刻であるようすがうかがえる。一生の食生活パターンを習得する機会となる小中学校において今回の規制がしっかりと守られ、さらに家庭でも同様にしつけることができれば、問題も解決の方向に向うことだろう。
日本では高校はともかく小中学校で「学校内で自在にコーラやジュースを買える」という話はあまり聞いたことがないが、学校内でコンビニを展開する話も出てくることから、将来アメリカと同じような問題が生じる可能性は十分にある。「食育」と絡める意味でも、今のうちに何らかの手を打っておいた方がよいのかもしれない。
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