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2006年04月16日
腎結石治療で糖尿病リスクと高血圧症が増加
投稿者 不破雷蔵 : 2006年04月16日 14:42 | カテゴリー [医療関係ニュース ]
【YOMIURI ONLINE】によると、日本でも普及している「腎臓結石に衝撃波を当てる治療法」で治療を受けた患者が、他の治療法による患者よりも4倍近く糖尿病になり、高血圧の割合も増えていたことが明らかになった。今データはアメリカのものだが、日本でも問題になりそうな話である。
この治療法は、音波の一種の衝撃波を当てて、腎臓内の結石を粉砕する方法。衝撃波の焦点を対象の結石に当てるため、結石だけが粉々になる。正式には体外衝撃波結石破砕術(ESWL)と呼ばれ、、1時間足らずで治療は終わり、麻酔も使用しない。1988年から健康保険の適用対象となっていることもあり、急速に広まっている。
記事によると追跡調査の結果、他の治療法で結石を除去した患者に比べて糖尿病が3.75倍、高血圧が1.47倍の高率で発生していた。調査した医師は、「衝撃波が、インシュリンを作る膵臓(すいぞう)の細胞や、腎臓に集まる血圧調整ホルモンの分泌などに影響を与えた可能性がある」と分析している。
結石を取り除く方法としてはこの他に経尿道的尿管結石砕石術(TUL、内視鏡を用いて尿道から管を通して破砕・摘出する方法)、経皮的腎結石摘出術(PNL、背中から直接腎臓に内視鏡を挿入して摘出する方法)があるが、いずれも患者への精神的・肉体的負担が大きく、衝撃波による方法はまさに救世主的な存在だった。今回の調査結果の発表を元に、関係各機関で追調査や原因究明、さらには治療法の改良への模索が行われるだろう。
あるいは(素人考えでナニなのだが)、この衝撃波による治療方法で糖尿病や高血圧症になる可能性が高くなるということは、この衝撃波の影響がこれらの病症の発症原因の一つになりえているということでもある。つまり、注意深く研究を続けていけば、衝撃波と糖尿病・高血圧症の関連とその理由を見出し、逆に治療法に役立てることができるようになるかもしれない。
研究者たちの努力に期待したいところだ。
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