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2006年04月15日
肥りやすさに関係するDNAの型発見、欧米では10人に1人が保有
投稿者 不破雷蔵 : 2006年04月15日 08:26 | カテゴリー [医療関係ニュース ]
【NIKKEI NeT】によると肥りやすさに関係しているDNAの型を新たに発見したと、アメリカのボストン大学を中心とする欧米の研究チームが4月14日付けのアメリカ科学雑誌サイエンスに発表した。今後の肥満予防や治療法の開発につながると期待されている。
記事によるとこの型のDNA(Single Nucleotide Polymorphisms:SNPと呼ばれるもの)を持っている人は、持っていない人より肥満になる確率が3割ほど増しているという。確率そのものはそれほど大きくないが、欧米では今回の調査では1割ほどの人にこのDNAが見られるほど一般的なものだという。
具体的なもとの論文の概要は【Gene Variant May Boost Obesity Risk】に掲載されている。概要を読む限りでは「今回の調査では一応以下のような結果が出たが、確証度を高めるためにはより多くの検証が必要になる」と前置きした上で、次のように説明している。
研究グループは数万ものSNPを確認し、その中で肥満のリスクを30%ほど高めているように見えるSNPを発見した。「このSNPは人間が肥満状態になるかどうかということに関して関連しているものに違いない(This is without a doubt the strongest evidence we've seen for a [common] variant associated with human obesity.)」と研究グループは語っているものの、同時にSNPsの型を持っているにも関わらず肥満の傾向が見られない場合もあることに疑問符を投げかけている。また、他の肥満研究者も「自分自身らはまだ該当のSNPについて検証していないので(関連が本当にあるのかどうかは)判断できない」としている。
日経の記事ではいかにも関連深いように書かれていたが、原文を読む限りでは単なるきっかけにすぎず、さらなるぼう大な複数機関・グループによる検証が必要だとされているのには少々残念な気がする。とはいえ、可能性が示唆されただけでも、希望が持てるというものだ。
だが仮に、肥満要因の一つとなるSNPが確定できたとして、どのように肥満予防に結びつけるのか、よもやDNAそのものをいじって「肥満傾向をもたらす形を変える」わけにもいかないだろう。具体的な成果を得られるようになるのはまだまだ先の話となりそうだ。
これらの書籍などが参考になります
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