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経済産業省「電子商取引等に関する準則」を読み解く:(番外編)リンクを「張る」か「貼る」か

インターネットイメージ先に【経済産業省】が発表した【電子商取引等に関する準則(PDF)】の中で気になるポイントをいくつか解説したわけだが、その過程で気になることがあった。これも「覚え書き」という意味もあわせ、一つ絡めてみることにする。インターネット上でハイパーリンクを設定する際、何と表現するだろうか。リンクを「張る」? それとも「貼る」?

先の準則では一様に「張る」という表現が用いられていた。一方、当サイトを含め当方(不破)はこれまで「貼る」という表記を使っていた。リンクのURLを記事上に貼り付けるのだから「貼る」のだろう、ということだ。だが準則で「張る」という表記を見て、「そういえばリンクというものは、手前と相手方の間を結びつけるものだから、二点間をロープなどで結びつけるようなイメージもある。ならば張る、ではないだろうか」とも思うようになった。もちろん「公的機関の文章による表現なのだから間違いはないはずだ」という考えもある。

Googleで調べてみると「リンクを張る」では111万件該当するのに対し、「リンクを貼る」では90.9万件。多数決では「張る」に軍配が上がるが、誤差の範囲内とも受け止められる。それでは何かもっと、確証はないのだろうかと色々調べてみると、疑問に答えてくれるページがありました。

それが中央大学助教授で言語学専門の【飯田朝子さんのページ】。こちらの「似ていて違う? ことば特集」の【第14回】にズバリな回答が。

それによると結論としては「リンクを張る」が適当であるという。「貼る」は元々「物を(広げ)他の物に糊や鋲などで付着させること」であり「張る」は「一点から伸びたものの先が広がる、糸・紐・綱・針金などを一直線に伸ばし、渡したりすること」を指す。ページを作成する際に、実行動としてはURLをコピーしてHTML上に貼り付けることから「貼る」としやすいが、自分のページがリンクフリーと表現したいときに「ご自由にリンクを貼って下さい」と書くと、相手側のページに直接リンクのURLをぺたぺたと貼りこんでしまうように読めてしまい不自然になる。

さらに解説では「Webとは元々クモの巣の意味であり、クモの巣のように世界に張り巡らされた情報網のことをWorld Wide Web(WWW)というのだから、そこから考えていけばリンクを『貼る』のではなく『張る』とするのも合点がいく」としている。

というわけで今後は「リンクを貼る」ではなく「リンクを貼る張る」※と表記するよう心がけることにしよう。

※思いっきり素で間違えていたので修正しました。コメントでのご指摘、ありがとうございました。


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